#192 書評「学校のリスクマネジメントハンドブック」
学校にはリスクがあふれています。
リスク0の世界なんかありません。
どんなことにもリスクはつきものです。
しかし、私は20代の頃、そのことについて何も考えていませんでした
今思えば、若さという勢いで、周りのフォローでそういったリスクを乗り越えてきたように思います。
いや、乗り越えれなかったこともあるのかもしれません。
そんな私がリスクマネジメントについて意識するようになったのは、
大阪教育大学附属池田小学校で勤務したことがきっかけです。
年何回も行われる不審者対応訓練や「安全」という日本唯一の教科によって、
いかに自分のリスクマネジメントの甘さに気づかされていったのです。
それと同時に、
そして
が目につくようになったのです。
自分がこれまで行なってきた指導はどうだったのかを改めて考えることができるのが本書です。
本書は
「危機管理マニュアルの点検」
「保護者への連絡」
「学校の施設・設備の管理」
「部活動指導」
「トラブルの多い子どもへの対応」
「いじめ重大事態の認定」
などが書かれています。
自分が気になるページからお読み下さい。
きっとそのページは今自分が興味があるページ、そして悩んでいることです。
ページに掲載している裁判例を参考にしながら、
リスクを見つけ、分析し、リスクを未然に防いでいきましょう。