樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#301 どのお寿司屋さんを授業で目指しますか

あなたは

回っていない寿司

出前・宅配寿司

回転寿司

 


どの寿司屋を、どの授業を目指しますか?

といっても意味がわからないですよね。

解説していきます。

 

 

 

回っていない寿司

職人さんがいる寿司屋です。

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こういうお店では、「おまかせ」で職人さんが寿司を握ってくれます。

お客さんの様子をみながら、ネタを選択してくれます。

より寿司職人の力が試されます。

お客さんが思っていないようなネタを出し続けたらもう二度来てくれません。

ただ、力がある職人なら自分にあったネタを出してくれるので満足度はとても高いです。でも、職人さんになるには時間がかかります。何年もの間、修行をしないといけません。授業に置き換えると、先生が子供たち一人一人にあった指導をしてくれるのです。ただ、そのような先生になるには、修行が必要です

 


では、次は出前・宅配寿司です。

 

1つの桶でお寿司がやってきます。 

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その中には自分が好きなネタもあれば、嫌いなネタもあります。

どれほど好きなネタがあるのかは運でもあります。

嫌いなネタを食べてみて、美味しいと思うかもしれませんし、やっぱり美味しくなかったも思うかもしれません。

美味しいと感じたことで、次に頼むときにもそのネタを食べるかもしれませんし、食べないかもしれません。

結局は運なのです。

運の要素が強すぎるのです。

また、自分で考えなくてもネタを用意してくれます。自分で注文することが面倒な人にとってはいいかもしれません。

授業に置き換えてみましょう。

教師の方から「めあて」が提示されます。そのめあてに対して、主体的に動き出せる子もいれば、動き出せない子もいます。また自分で考えなくてもめあてを出されるので、自分がどんなことを考えたいのかを考えることが面倒な人にとってはいいかもしれせません。

 

 

 

では、最後に回転寿司です。

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回転寿司は自分の好きなお寿司がとれます。

お腹いっぱいなら、いっぱいで枚数もストップできます。

しかし、回転寿司でも単価が違います。

大トロばかり食べられては、店側も困ります。そのため、キャンペーンをしたり、流すネタを調整したり、様々な工夫をします。

授業に置き換えてみましょう。

1人ひとりが自分の好きな学習をし続けます。

苦手なことはしなくてもいいのです。

それでは、困ります。苦手なことにも取り組めるように様々な工夫を行います。導入を工夫し、この問題を考えてみたいと思わせることも大切です。

 


さて、あなたはどの寿司屋をいや、授業を目指しますか?