#336 アクティブ・ラーニング授業の評価とは
私が考えているアクティブ・ラーニング授業とは、
「内的活動における能動性」のある授業だと考えている。
しかし、
理想のアクティブ・ラーニング授業は
「内的活動における能動性」と「外的活動のおける能動性」のある授業である。
私が考えている外的活動とは主に作業的・体験的な活動を指し、
内的活動とは思考活動のことを指している。
「アクティブ・ラーニング」が
「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」と定義された以降、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業改善が全国各地で行われるようになった。
しかし、
「自力解決後には必ずペア学習を取り入れる」
「授業に必ずグループ学習を取り入れる」といった指導方法を一定の型にはめたり、「ペア学習」「グループ学習」といった外的活動を行ったりすれば「アクティブ・ラーニング」になるといった誤解が現場では広まった。
その要因として、児童の外的活動の様子から評価をしやすいからだと考えられる。
児童が積極的に手を挙げていたり、話し合っていたり、何かを書いていたりしている様子は、よりアクティブに取り組めていると評価しやすいからである。
(続く)