樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#338 なぜ追試がうまくいかない場合があるのか

参加した研究会やセミナーなどで

「この実践いい!自分のクラスでも取り入れたい!」

と思ったことはないでしょうか。

しかし、実際に取り入れてみると、

研究会やセミナーなどで見た実践のように上手いことがいかず・・・。

そんな経験を体験された方も多いことでしょう。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

その原因の1つとして、

その実践の背景が見えていないからです。

何かを取り入れようとするときには、

 

何かうまくいかないことがあった

      ↓

だから、新しい取り組みを取り入れる

 

といった構図があることでしょう。

この構図、よく考えてみると実践を紹介した先生にもある場合があるのです。

何かうまくいかないといったことがないと、

新しい実践については考えないことでしょう。

つまり、実践を紹介した先生には、

 

①何かうまくいかないことがあった

      ↓

②だから、新しい取り組みを取り入れる

      ↓

  ③上手いこといった!

      ↓

  ④だから、実践を紹介しよ

 

という構図になるのです。

つまり、

話をまとめると

追試をする場合は、①の実践者のうまくいかなかったことを知ったり、意識したりする必要があると考えています。