樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#363 戦略的指導法8「大切にしている考え方」

私が大切にしている考え方があります。それは、

授業を進めていく上で必要とすることは、子供たちの中にあるのです』

という考えです。

それを引き出すために、そういったつぶやきを活用するのです。

 そして、この考えを聞いてもらった子は、

きっと「先生、こんな話も聞いてくれるんだ!」と

少しの安心感を得られることができます

少しの安心感の積み重ねが大きな安心感、信頼関係へとなっていきます。

 

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戦略5と同じことが言えますよね。

星野くんや生駒さんや生田さんは今後もつぶやいていくでしょう。

 ただ、授業でこういったつぶやきを取り入れるとき、

「関係のない話もあるのでは。」と心配される方もいることでしょう。

確かに、学年のスタートはそういった場合が多いです。

関係ない話をして、子供たちは先生を試しているのかもしれません。しかし、

子供のつぶやきをよく聞き、拾い、全体へと広げる

ことを繰り返すことで、関係のない話は確実に減っていきます。

 星野くん、生駒さん、星野さんの発言はとても素晴らしいものです。

いや、一生懸命に考えている時の子供の発言やつぶやきはどれもステキなものです。

だから、

子供たちの考えや話をしっかり聞いてもらいたいのです。

都合の悪い話なんかありません。

ステキと思えないのは、自分の視野が狭まっているからです。

視野を広げるためには、自分をアップデートするしかありません。

 ただ、全ての話を聞きすぎていては授業が進みません。だから、

泣く泣く、申し訳ない気持ちで子供の考えや発言を取捨選択してほしいです

そんな気持ちを持てるようになったとき必ず授業が変わります。

授業が変わると子供たちも変わります。

 戦略5と同じような結末になりましたが、この思いが私の根本です。

意識を改革することは大変なことです。

意識を変えても、成果はすぐには出ません。

行動は少しずつしか変わりません。

私も「俺様」という意識から変えることにはとても苦労をしました。