樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#368 戦略的指導法11「トラブルなんてあたりまえ・上手くいかないことなんてあたりまえ」

断言しましょう。

トラブルがない学級は、日本全国探してもありません。

誰もが知っている有名な実践家の先生の学級であっても、トラブルは必ずあります。

(断言して大丈夫かな・・・)

 

 もう1つ断言しましょう。

全てのことが上手くいっている先生は、1人もいません。

誰もが知っている有名な実践家の先生でも、上手くいかないことは必ずあります。

そう思うと少し気持ちが楽になりませんか。

 

 最近、経験年数の浅い先生と話をする機会が増えました。

とても素直で真面目な先生が多いです。

私の数十倍、真面目なステキな先生です。

でも、そう思う一方で、

真面目すぎて、「こうでないといけない」というのが強すぎます。

 1つのトラブルで、1つうまくいかなかったことで悩みすぎています。私もそうでした。

トラブルが一つきたとき、それを失敗と受け止めてしまいます。0(失敗)か100(成

功)かと考えてしまいます。私は先輩に、

「先生は完璧な存在ではありません。神様ではありません。」

というアドバイスをもらってから、少し気が楽になりました。

 プロ野球では、打率が3割で一流バッターと言われています。10回中7回もアウトになっています。

ヒットが打てなくて失敗しています。

そう思うと、トラブルがあることは仕方のないことです。大切なのは、

トラブルがあった後、うまくいかなかった後にどのような行動を取るかです。

 もちろん何もしないというのはダメです。

誠意です。

とにかく一生懸命に取り組むことです。

一生懸命にしている姿は誰かがみてくれています。

学級の子かもしれないし、同僚かもしれないし、保護者かもしれません。

その姿を見てくれた人が、あなたを助けてくれます

 ただ・・・(続く)