樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#378 戦略的指導法16「強く・繊細な心を持とう」

 SNS内で算数について語るグループを作っています。

3学期の始業式前日に、

 

始業式のたびに思うのですが、子供たちに会うのに緊張します。

授業をするのに緊張します。活動するのに緊張します。

こうみえて、毎日今の自分の指導や授業によって、学級崩壊しないかとビビっています笑

 

という内容を投稿したところ、

「驚き!」

「樋口先生もそうなんだ!」

「みなさんもそうなんですね。」

「皆さんの胸の内が知れたのでなんか楽になりました」

と多くの共感を得ることができました。

 私はこう見えてもガラスの心です。

毎日、学級崩壊しないかと不安に思っています。

「今の指導は大丈夫だったかな…」と指導した直後から考えています。

よく先輩から「気にしすぎ」と言われたり、

自分のこんな性格を嫌に思っていたこともあるのですが、

気にしない強い心だけではダメ! 気にしすぎる繊細な心だけではダメ!

ということに気がつきました。

 「強く・繊細な心を持つ」ということは、

いつのまにか私とっては必要不可欠な戦略になっていました。

 算数授業中に、

「え〜、そんなのわからへんで〜」

「むずい〜」

「え〜、算数きら〜い」

「もうしたくな〜い」と言ってしまう子が学級にいませんか。

そんな声に負けずに、算数を進めていくという強い心も必要です。

ただ、強引すぎてもいけません

 子供の声というのは、子供たちからの訴えでもあります。

 その訴えを受けとめ、授業改善や対策などに活かしていかないといけません。これは繊細な心です。

 ただ受けとめすぎると、心がしんどくなります。だから、

強く・繊細な心のどちらも持って指導することが大切です。

「そんなことも言わずに頑張ろうよ」と笑顔で励ますときもあれば、グイグイ引っ張っていくことも必要です。

 

(明日に続く)