#379 戦略的指導法17「強く・繊細な心を持とう2」
(昨日の続きです)
でも、昔の私はそんな風には思っていませんでした。
とにかく強気でした。強気100%でした。
問題が解けない子に対して、職員室で
「秋元くん、あんな簡単な問題も解けないの。どうなってるねん。」
「親が全然協力してくれないもんな。もっと協力してくれないと。」
と悪口に近いような愚痴を同僚にしていました。
今、思えば最低です。繊細さ、謙虚さがありませんでした。そんな時期が20代の時にありました。今は、
自分の力量が足りないから子供をそのような状態にしてしまっている
と思っています。
そんな風に思えるように私を変えてくれたのは、
目の前の子たち、保護者の皆様、同僚の先生方、そして先輩の先生方でした。
時には叱られたこともありました。
素直に受け止めることができず態度に出てしまった時もありました。
その時は「なんやねん」と思ったこともありましたが、
今思えば全てが私の財産です。
私は強い心だけを持っている教師だけでしたが、
逆に繊細な心だけを持っている教師もいます。
教師になって数年間、学級も授業もそれなりに上手くいってしまうと凝り固まってしまう可能性があります。
周りも見えなくなってしまうかもしれません。
そうならずに、様々な経験から考えをアップデートしていってほしいです。
そして、
アップデートされることを恐れないで、楽しんでほしいです。
子供は日々成長しています。
それに負けじとわれわれも日々成長していきませんか・成長具合は子供の方が大きいかもしれません。
我々大人は少ないかもしれません。
でも、それでもいいんです。
少しでも成長していれば!