樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#417 「自分でやってみる」

「はじめの1歩」という初任者に向けた通信を以前書いていました。

その中の1つを今回紹介したいと思います。

 

↓スタート

 

さぁ、授業がスタートして、何日か経ちますが、どうですか?

 

小学校の学習内容は、私達大人からみればそう難しいものではないでしょう。

 

しかし、そこに落とし穴があるのです。

大人の「自分が理解する」ことと、「わからない子どもに理解させる」ということは、全くの別物です。

 

「これくらいわかるでしょ?」と思うことはありませんか?

よく理解できる子ども達ばかりであれば「わかる」のでしょうが、そんな子ども達ばかりではありません。

 

子どもたちに「わかってもらう」方法にはいろいろあります。

その一つに、「自分でやってみる」ことがあります。

 

自分がやってみて、自分なりの方法をマスターしているのであれば、それを基にすることで子ども達の理解を深めることができます。

しかし、自分がやったこともないのに、いきなり子どもにさせるのは、無謀です。

 

子ども達にさせようと思えば、あなたが「自分でやってみる」ことなんです。

 

例えば白地図の色塗りがあったとします。自分で色鉛筆を使って、塗ってみてください

そのことで見えてくるものはすごくあります。

どんなところでつまずくのか、どんなところを面倒くさく感じるのか・・・。

絵を描かせるなら自分で前もって描いてみましょう。

どのくらいの時間が必要なのかわかります。