樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#438 支援がいる子への対応で大事にしている3つのこと③(リライト)

 友達に悪口をすぐに言ってしまうCくんがいました。

ある日、友達に悪口を言い、友達を泣かせてしまいました。

Cくんとの話し合いの様子です。

私「Cくん、どうしたん?」

C「・・・・」

私「なんで相手が傷つくことを言ってしまったん・・・」

C「・・・・・」

Cくんは黙ったままです。

 

さて、みなさんこんなときどうしますか。

(1) 叱る

(2) 叱らず、話し合いを終わる

(3) 待つ 

(4) その他 

 

そうです。

(5)ユーモアで返すです笑

このCくんは今までにも私からそして他の先生からもたくさん叱られてきています。

この日も長時間Cくんと話をしていました。

だから私は次のような提案をしました。

私「わかった。Cくん、これからも友達に悪口、暴言を言っていいよ。」

C「え!?」

私「ただし友達に悪口、暴言を言うとき、最後ににゃんといいなさい。」

(このように提案できるのは、その時の状況によります。どんな時もこのようにするというわけではありません)

私「バカにゃん。あほにゃんというように言うよ。はい!練習するよ。」

C「バカにゃん・・・、あほにゃん・・・・」周りの子はクスクス笑い始めている。C「嫌だ!」

私「だめです。悪口をいわないか、にゃんと言って悪口をいうかのどっちかを選びなさい」

C「・・・・」

さてCくんはこの後どう変わったのでしょうか。

Cくんが、すぐに悪口を友達に全く言わないように変わりました・・・。

 というようなサクセスストーリーにはすぐにはなりませんでした。

 それ以降もCくんは友達に悪口を言いました。

ただ悪口を言ってしまった友達には、徐々に

すぐに「ごめんなさい」と言えるようにはなってきました。

しかしその1分後には「あほー」「ばか」「まぬけ」。 そ

友達も困惑していました。

 

そこであるとき、

「Cくん、にゃんと言ってないよね…。にゃんと言いなさい!」

 

とCくんを叱りました。

するとCくんは「え!?先生、本気だったの・・・」と驚いたのです。

(続く)