#441 支援がいる子への対応で大事にしている3つのこと⑥(リライト)
算数のテストを返すときでした。
Dくんは名前を書き忘れていたため、0点と書き返却しました。
「名前を書くことを忘れないように」ということを伝えたかったのです。
本当はDくんは100点でした。
これにDくんは「カッ!」となって怒り、私の足にしがみつき、私の足をズッーと叩いていました。
時間として15分くらい。泣きながら・・・。
これは私の対応の仕方のミスです・・・。
Dくんに申し訳ないことをしたのです・・・。
(このエピソードは先日同窓会をしたとき、Dくんは覚えていました。
そしてこのエピソードを使って原稿にすることの許可をもらいました。
20歳になったDくんはこのエピソードを使うことをとても喜んでいました。
その時にこの時の対応は先生のミスだった、申し訳ないことをしたということも再度伝えました。)
Dくんが落ち着いた後、
「Dくん、ごめん。これは先生がわるかった。本当にごめんね。」と謝りました。
しかしDくんは「まんちゃん(私のこと)はわるくない。俺が悪いんだ。足をたくさん叩いてごめんなさい。」と逆に謝られました。
この出来事があって、当たり前のことではあるが、
その子たちにあった一人一人の指導を考えないといけない
ということにDくんは改めて気づかされました。
そして担任として、
しっかり子どもと関係を作っておくことの大切さ
にも改めて気づかされました。
これは在籍している子だけの話だけでなく、他の子にもあてはまる話だと思います。
(続く)