樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#446 ごめんね・いいよに物申す①(リライト)

あれだけ喧嘩をしていたのに。あれだけ泣いていたのに。

話し合いの最後の

「ごめんね。」『いいよ』

というそれぞれ5文字にも満たないやりとりですぐに仲直り・・・。

低学年ではこのようなケースが多いのではないでしょうか。

私は、この「ごめんね。」「いいよ。」というやりとりにとても違和感があります。

・「ごめんね。」「いいよ。」ですぐに解決できるなら、あれだけの喧嘩をしないでよ!?

・そんなにすぐに許していいの!?

と私は思ってしまいます。

みなさんは違和感ありませんか?

 

トラブルの話し合いの最後は、「ごめんね」『いいよ』という「お互いに仲直りをして終わり」という流れが定番です。

 

「ごめんね。」『いいよ』と話し合いの最後に子どもたちが言い合うと、正直教師も安心します。

もちろん仲直りをして終わることは大事ですが、私は「ごめんね」『いいよ』という言葉を言わせることより

お互いが納得することが大切

だと考えています。

お互いが納得したうえで謝り、仲直りをする

ことがベターではないでしょうか。

 

そのために私は話し合いの最後に、

「まだお話しておきたいことはありますか?」
「お互いに言いたいことはありませんか?」

と聞くようにしています。思っていることをすべて吐き出させるためです。

納得しないまま無理やり「ごめんね」「いいよ」と完結させると、家に帰ってから、不満をぶちまけます。すると保護者から電話があり・・・・。

悪循環です。

こうならないために思っていることをすべて話させたいのです

 (明日に続く)