樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#460 授業改善〜4Dを目指せ③〜

前回、アクティブ・ラーニングという言葉が出て以来、一斉授業が悪のように扱われると書きました。1D=一斉授業と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本当に一斉授業は悪なのでしょうか。

しくじり先生」というテレビ番組がありますが、みなさん知っていますか?

これまでの「しくじり体験」を伝え、その中から教訓を学ぶという番組です。

このとき、子ども役の芸能人は座ったまま、教師役の芸能人の話を聞いています。

基本的には教師が一方的に話をします。

そして配布された教科書を見ながら、進んでいきます。

教師が一方的に話をしている一斉授業です。

しかし、児童役のどの芸能人も目を輝かせ、笑顔になったり、つぶやきが聞こえたりと、アクティブになっています。

つまり1Dであっても、

・教師からの指導言

・教材

・授業展開

などに応じて、子どもたちをアクティブにすることができます。

「アクティブ・ラーニング」というキーワードが出てきて以来、ただグループ学習をすればいいとった誤解がひろまったように思います。