樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#468 授業改善〜4Dを目指せ⑨〜

前回の続きです。

 

この原稿を書いているときは、8人の実習生が樋口学級に来ていました。

私が学生だったときにくらべ、みなさん優秀です。

とても熱心で真面目です。

ボランティアやサークル活動で子どもたちと関わっている方もいました。

なんて自分がダメな実習生だったのかがわかります・・・。

本当にその当時の指導教官にはお世話になりました・・・。

 

8人の教育実習はそれぞれ授業を行います。

様々な教科を行うのですが、今回、多くの場面でペア活動を取り入れていました。

今年の子達は「よくペア活動を取り入れるな~」と思っていましたが、

私が今年度意識的にペア活動を多く取り入れており、私の授業を参観したときに

取り入れようと思われたのかもしれません。

「いいなと思ったことは真似をする」

これは子どもたちにも伝えていることです。短い間ですが、そういった技術を盗んでいっていってほしい。実習生へはそんな思いもあります。

(年々ペア活動を取り入れる学生は増えてきています。

私の影響もありますが、そういったペア活動を自分たちが多くしてきた世代なのかなと思ったりしました。またそういった流れを大学で学んできているのかなとも思いました。)

 

話を戻しますが、実習期間中毎日、2時間ある実習生が授業を行なっていました。

どの方も一生懸命に授業の内容を考え、授業の準備を行い、授業に臨んでいました。

もちろんまだまだ粗い授業かもしれませんが、それぞれの方の性格や人柄が出た良い授業でした。

(またまた余談ですが、実習生の授業の反省会で、数年前はNGワードというのを設定していました。それは「準備不足でした」というワードです。時間内でできる限りの準備をして、授業をする。これが大切だと思います。完璧に準備ができるということは、正直なかなかできることではありません。ただ最低限の準備、そして精一杯の準備ができていないと、子どもたちに対して失礼ではないでしょうか。以前の実習生で、私の授業中に準備物を作っている人がいましたが・・・。)

 

それぞれの授業でペア活動を取り入れていたわけですが、

確かに子どもたちはアクティブになっているようには見えました。

ただ授業を見ていくにつれて何か違和感を感じるようになったのです。

この違和感は子どもたちも感じているようでした。

そして、子どもたちは次のようなことを言い出したのです。

 

次回に続く