樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#474 授業改善〜4Dを目指せ14〜

プリントを配り、授業がスタートしました。

技能定着の時間です。

 

A先生は子どもたちを見ずに、黙々と宿題のプリントの答え合せをしていました。

まぁ、そういう時間もあることはありますよ・・・。

 

でも、教室の外に出ていくということが何回かありました。

そうこうしているうちに雑談を始める子達も・・・。

中には小競り合いを始める子たちも、、、。

それで結果が出ていれば話は別かもしれませんが・・・。

結局、問題がわからない子はそのままで終わっていきました・・・。

最後に行ったプリントも良い出来とは思いませんでした。

 

みなさん、このような授業をどう思われるでしょうか。

「教室から先生という存在をできる限り消す」と言う主張には大賛成です。

私も心掛けています。

このA先生も子どもたちを信頼し、子どもたちがアクティブに活動するための舞台を作ろうとしているのです。

 

私の主張は簡単です。

目の前の子たちに力がつくならどんな手法でも構わないと思っています。

 

ただその舞台を作るために必要なことがあるのではないでしょうか。

 

その必要なこと、必要な数はきっとクラスによって異なるはずです。

教育書に載っている実践をそのまま行いうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。

それがこの必要なこと、必要な数の違いです。

そのことを忘れてはいけないと思います。

きっとこのA先生はそのことを忘れていたのではないでしょうか。

 

そして手法などは、しっかりとその本質をわかっておかないと大変なことになるのです。

 

ということでこの4D授業シリーズはこれにて終了です。

 

それではまた!