樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#553 どの子も手を挙げることができるようになるワザ!⑨〜いいでーすをやめろ〜

「答えあわせをする・考えを確認する時に、基本的にはいいです・違いますをやめた」

宿題で算数プリントを授業中に答えあわせするときに、

「①は○○です。いいですか?」

「いいでーす」または「違いまーす」

という一連の流れ

または、考え方を発表した後に

「私は○○と考えました。いいですか?」

「いいでーす」

という一連の流れ

を私のクラスでは行いません。

答えあわせをしているときに、みんなの前で答えを間違えたときに、みんなから「違いまーす」と言われた時の「悲しさ」

そのように言われた子たちは、もう2度発表をしたくなくなるかもしれません。

「いいでーす」と言っている子の中には、実は答えが間違えているにも関わらず「いいでーす」と言っている子もいることでしょう。

考え方を発表するときには、その考え方をよく理解できていなくても、わかっていなくても「いいでーす」と言っておけば、

わかっている振りができます。周りの子から「あの子、わからないんだ・・・」と思われなくてすみます。

算数ではよく「答えを出すことも大切だけれども、考え方はそれ以上に大切」ということをよく言われます。

しかし、子どもたちにとっては答えの○×かはとても大切なことです。

こういったところからも挙手が苦手になっていくものです。

答えあわせをするときには解答を配布し、自分たちで答えあわせをします。そして間違えたところをしっかり直しをさせるのです。