樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#566 戦略的指導法2章22「つなぎ言葉を黒板に貼ろう」

生駒さん「たとえば、3だったら〜」

先生「たとえばと言い、具体例を出せたことがとてもステキです。みんなも生駒さんのように「たとえば」を使って見てください。」

 

考えを共有しているとき、グループで話し合っているとき、

「たとえば、もし、だから〜」といったつなぎ言葉があれば、

より共有している内容や話し合っている内容が深まっていきます

 しかし、「たとえばを使っていきましょう」と子供達に言っても、なかなかすぐには定着しません。そこで、

 つなぎ言葉を黒板に貼り、みんなで使いたいつなぎ言葉を可視化する戦略です。

このとき、教師の方からただつなぎ言葉を掲示していくのではなく。子供たちがつなぎ言葉を使ったときに、使った子供をほめ、短冊にたとえばと書き、黒板の端に貼ります。そして発表で使うことができれば、ポイントをゲットというようにします。

 また発表時に、短冊の横に「正の字」をつけるのもありです。

 ゲーム感覚で、子供たちは楽しみながら取り組むことができます。そしてそのうちにそれらの言葉を使うことがあたりまえになり、自分のものへとなっていきます。