#640 劇の指導について③
3 表情豊かに
人前で表現するということはやはり恥ずかしいことです。だから、練習前には「声出し」をします。
声出しをします、先生のいった言葉を繰り返しなさい。
「おはようございます」
「こんにちは」
「さようなら」
「あいうえお」
「かきくけこ」
「さしすせそ」
「たちつてと」
ユニークな声出しをどんどんいれていきます。
「樋口先生」「イケメン」「かわいい」
「あこがれる」「すてき」
特に後半のユニークなほうではみんな笑顔になっています。
「みんな笑顔いいね。その笑顔を舞台では出したいんだよ。」
4 視線
子どもたちは恥ずかしかったりすると、下を向きがちです。だから、
「体育館後ろの時計をみなさい」と言っています。
体育の後ろの隅まで声を響かせるためです。
5 観客にお尻をむけない
基本的にはお尻を観客には見せない
と言っています。
「テレビでも芸能人は画面にお尻を基本的にはみせない。」
ということも伝えます。
どうしても演技上で後ろをふりかえる場合は、45度が限界です。だから「観客席にみせるのは、お尻
の半分が限度です」と伝えます。
6 なぜ劇をするのか。
運動会と違って、目標を子供たちに持たせることが難しいように思います。
私の場合は、
「普段の学習の成果を発揮する場」「自分を表現する場」
と伝え、子供たちに考えさせます。