#861 新刊のまえがき
まえがき
コロナによる緊急事態宣言解除以降、自粛が遠い過去だったように、街には人が戻ってきました。私も数ヶ月ぶりに通勤を車から電車に戻しました。いつもの日々が戻りつつあります。
学校も分散登校も終わり、消毒作業、授業で話し合いができないなど悪戦苦闘していることはあるものの、withコロナの学校がスタートしています。少しずつ学校の日々を取り戻そうとしています。何より子ども達の笑顔に教師としての嬉しさを感じる日々です。
しかし、「○○小学校で感染」「児童小学校教員感染」といったニュースをみるたびに人ごととは思えずに、来るといわれているコロナ第2波・第3波に備えないといけないと考えています。
第1弾は「個人」の実践が多く、第2弾はより「学校ぐるみ」の実践が多く掲載されています。
「備えあれば憂いなし」
という言葉があるように、備えるために本書をご一読していただけるとありがたいです。
未来なんて誰にもわかりません。だからこそ、おもしろいし、興味深いし、苦しいものです。しっかり備えて、未来をみんなで創造していきませんか。
京都教育大学附属桃山小学校
樋口万太郎