樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#891 教材研究3

教材研究3

前回はギャップという話をしました。

 

 

boseteacher.hatenablog.com

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このギャップを埋めていくのが、大きくいえば教材研究です。

このギャップは教材研究、そして授業づくりへと大きく関係しているものです。

そこで大切なのが、「この1時間で、何のために、何を学習するのか」ということを具体的につかむことです。  

少し踏みこんで書くと、

教材研究は、『素材研究』→『教材研究』→『指導法研究』という3つのプロセスが大切です。

「素材研究」の「素材」とは「教材」以前の「材料」のことを示しています。「何のために教えるのか」 

「教材研究」とは、教える側が「教える材料としての研究を行う」という意味があります。「何を教えなければならないのか」

「指導法研究」とは、「何のために」「何を教えるのか」ということがあきらかになると、いよいよ「どのように教えていくのか」について考えていきます。

話を戻します。

このギャップがややこしいのです。

このギャップが正しく捉えることができていないケースがあります。

このギャップを正しく捉えることが難しいのです。

ギャップを正しく捉えることができない理由を考えると、次の4パターンに整理することができます。

 

【パターン1】本時の目標を的確に描けていない

【パターン2】現状の分析が甘い

【パターン3】ギャップを埋めるための方法を知らない

【パターン4】教材、指導法からスタートしてしまっている

 

ただ、ここであなたはしっかりと捉えることができてるの?と聞かれると、「はい」と自信満々には言えません。まだまだ捉えることができていないです。まだまだ修行の身であります。ただ、一年目のときと今でははるかに今の方が捉えることはできています。

 

次回からパターンについてもう少し説明をしていきます。