#902 問いは連続するもの
「問いは連続するもの」とよくいわれます。単元を通して、問いが連続していくことで、学びを深めていくことができるからです。
このとき、
①【人工的な問い】→「天然の問い」→【人工的な問い】・・・・
②「天然の問い」→【人工的な問い】→「天然の問い」・・・
①、②のようにどのように連続していくかは、人によって違うと考えています。【人工的な問い】→「天然の問い」→「天然の問い」ということもありえます。【人工的な問い】の「天然の問い」のどちらがスタートかも人によって変わることでしょう。
問いの連続は、1時間単位でも起きているし、単元を通しても起きていることです。
○○ページの問題だと、授業の途中で「カードの枚数を増やすとどうなるのか」と思ったとします。この問いは、子どもたちからの問い、「天然の問い」になります。つまり、1時間の中で【人工的な問い】→「天然の問い」というように連続していくことがあります。
- 「天然の問い」と【人工的な問い】
このように考えていくと、「天然の問い」とは
・わからない・できないに関する問い
だけでなく、
・数値を変えたらどうなるだろうか
・この考え方を他でも使えないかな
・前に似たような考えがあったような
・どうして〜
といったような学びを深める「天然の問い」が、【人工的な問い】によって、生み出される可能性があるのです。