樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#904 見方・考え方を働かせた授業はポケモン?

子どもが授業で見方・考え方を働かせる姿とは、どのような姿なのかRPGで考えてみました。RPGといっても様々あります。私はRPGが大好きで、様々なRPGをしてきました。RPGにはそれぞれ特徴があります。

子どもが授業で見方・考え方を働かせる姿をイメージして、思い浮かべたのが、ドラゴンクエストファイナルファンタジーではなく、「ポケットモンスタ―」です。

ドラゴンクエストファイナルファンタジーと違い、「ポケットモンスタ―」

は最初プレイヤーが出てきて、その後モンスターと入れ替わります。この入れ替わるところがポイントです。このポイントについては、それぞれのコマンドの説明のところで明らかにしていきます。

前ページの画面、奥側に見えるのが敵です。授業に置き換えると、問題や課題などにあたります。手前にいるのが、ゲームの主人公です。授業に置き換えると、問題に取り組む自分の分身です。

ゲームでは「たたかう」「アイテム」「モンスター」「逃げる」といったコマンドを操作して、敵を倒そうします。授業でも、「たたかう」「アイテム」「モンスター」「逃げる」といったコマンドを操作して、問題や課題を解決しようとします。

コマンドを選び、話を進めていくのは「AI」ではありません。そのようなゲームは楽しくありません。コマンドを選び、話を進めていくのは、自分自身です。そして、コマンドを選び、話を進めていくためにはゲームの「コントラー」を持っていないといけません。

 授業でも同様です。コマンドを選び、話を進めていくのは「教師」ではありません。そのような授業は楽しくありません。主体的・対話的で深い学びを実現することはできません。

 そして、学習の「コントラー」を持っていないといけません。このコントローラーは、教師がコントローラーを持つわけではありません。子ども達自身がもっているものです。