樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#567 戦略的指導法2章23「先生ペンを子供に貸そう 」

 

 黒板に字を書くこともそうですか、子供たちがワクワクするようなアイテムというのは、指し棒、マグネットなど数多くあります。その中の1つが先生ペンです。

(ポスカの金のペンも効果的です。何か特別な時に○をするという使い方です。子供たちはとても喜びます。指し棒は説明をするときに使用するだけでなく、子供たちが示した長さにして使うこともできます。マグネットは自分の意思表示のために使えます。ふりかえりの場面で、「今日の授業で大切な考え方のところにマグネットを貼リましょう」といった使い方もできます。)

 先生ペンを子供たちに貸し、班の子たちのプリントを答え合わせするときや、ミニ先生になっているときに先生ペンを使わせます。すると、

 先生ペンを使いたいと子供はアクティブになります

 ただ、気をつけていかないといけないことがあります。それは、

・丸や字を書かれることに抵抗がある子がいる

・書く内容

です。子供によっては、友だちから書かれることを落書きのように感じてしまう子もいます。またそう感じない子でも書く内容によっては、嫌な思いをさせてしまうかもしれません。そうならないように

「自分が書いてもらって、うれしいように、書こう」

と何度も伝えることが大切です。

 また、どの子にも使用させ、経験を積ませることも大切です。