樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

#584 企画案

今、「問い」の関する企画書を作成して、売り込もうと計画中です。 ちなみに現段階の目次です 【目次】 1章 問いそもそも論 ・問いとは何か ・問いの大切さ ・問いは誰でも作ることができる ・問いを取り入れた授業への子供達の感想① ・問いを取り入れた授…

#583 子どもの声を引き出すための5W1Hの指導言

子どもたちの様子や反応や背景をみることで、予定していた授業内容や展開などが変わるときがある。指導言もその一つである。以下の表は私が授業でよく使用している5W1Hの指導言を授業展開でよむ見られる3つの場面、「比較」「分類」「関係づけ」に分類…

#582 子どもの声で授業をデザインするために「楽しむ」②

(昨日の続き) 案外、教師が楽しむという視点を考えない方が多い。教材の楽しさ以外に、 ・子どもたちの変容が見えた ・こっちが仕組んだ仕掛けにマンマとひっかかったとき ・子どもたち同士が協働している ・主体的に取り組んでいる ・子どもに力がついた …

#581 子どもの声で授業をデザインするために「楽しむ」①

「わかる」「できる」「楽しい」 という3つのキーワードを最近よく耳にする。では、質問である。 この3つ中で1番どれを大事にしていますか。 (3つとも大事なのは大前提ですが、あえて1つ選んでみてほしい。) 講師やワークショップなどで話をさせても…

#580 子どもの声で授業をデザインするために「みる」②

(昨日の続き) 今から8年前、ある先輩に 「樋口くんがしているのは、机間巡視や机間指導ではなく、机間散歩だよね。ただみているだけだよね。」 と言われたことがある。今ふりかえってみれば、「観る」「診る」をしていなかったのである。いや、しているつ…

#579 子どもの声で授業をデザインするために「みる」①

「先生はどうして、(教室の)前の端から授業をみているのですか?」 最近、若手の先生に質問されたことである。教室の前の端は研究授業のときでも、普段の授業でも私にとってのベストポジションである。なぜなら、 子どもの表情がみえる からである。先生か…

#578 ヘトヘト

最近、ヘトヘトです。 みなさんはそんなことありませんか。 子供達と授業をすることはとても楽しいです。 しかし、疲れています。 インスタで質問箱をしているのに、 全てに答えることができないという現状です。 とても疲れています。 最近は、ヤバTにはま…

#577 運動会の団体演技が苦手

学級通信より 振り返りジャーナルには、 「団体演技が苦手」 「団体演技が嫌い」 「団体演技が緊張する」ということを書いている子もいました。 団体演技に限らず、どのようなことにも得意・苦手はあるものです。 そういった人たちに対して、 「得意、好きに…

#576 気持ちが緩んでいる

3連休前の金曜日、 「最近の行動を見ていると、気が緩んでいる」 そんな話をしました。 気持ちが緩んでいると、行動に現れます。 これまでなら、 「もっと気を引き締めなさい!」 と大声で叱っていたかもしれません。 しかし、今回は 「火曜日の学級会で話…

#575 タイピングの○○

タイピングを鍛えています。 外発的動機になるかもしれませんが、 1分間で○○字以上打てたら、認定書を渡すことにしました。 以下のような認定書です。 遊び心満載です笑

#574 「問い」⑤

問いを設定したら、 教科書や資料集や図書館の本やネットを使用して、考えていきます。 このとき、 「ネット」に頼りすぎるな という話をします。子供達はネットだけで調べようとしがちです。 「問い」について考えた後は、 しっかり振り返りをします。 その…

#573 「問い」④

「問い」がたくさんでてきます。 全ての「問い」を扱いたい気持ちはありますが、 やはり「時間」と言う制約があります。 そこで、 個人で問いづくりをした後は、 グループ(3〜4人)で問いを持ちより 「考えたい問いベスト3」 をグループ内の話し合いのも…

#572 「問い」③

問いは子供達の中からたくさん出てきます。 中には、この問いどうなのかな・・・と思う時があります。 しかし、 そんな時に「この問い、ダメだよね」「考え直しなさい」 と言ってしまっては、 子供達の「問い」をつくるという力を弱めてしまいます。 そこで…

#571 「問い」②

この問いづくりは、 社会や理科では、1時間目の終わり、もしくは2時間目に行なっている。 5年理科「植物と身や種子のでき方」では、 朝顔を各グループで分解し、スケッチし、用語について確認をした後に、 問いづくりをした。 子供達からは、 といった問…

#570 「問い」①

2学期、自分の中での研究テーマを「問い」にしている。 夏休みに文献を読み、 これまでの自分の授業を振り返り 「問い」について考えた。 そこで、子供達に以下のような物を提示している。 本校でロイロノートスクールを使用しており、 1人1台タブレット…

#569 戦略的指導法2章25「グループでテスト対策・テスト直しの時間を取ろう②」

(昨日の続き) 私の学級では、 ・3人班もしくは4人班 ・プリントを何種類も用意しておく ・わからないことがあればグループ内で質問する ・班のメンバーが全員わかる・できるように助け合う ・ホワイトボードや計算用紙を使ってもいい。 ・答え合わせは自…

#568 戦略的指導法2章24「グループでテスト対策・テスト直しの時間を取ろう①」

質問です。来週火曜日に算数のテストを行います。 子供たちにテストがあることやテスト範囲をいつ知らせますか。 私は1週間前の火曜日に伝えるようにはしています。 なぜなら1週間の間にしっかりとテスト勉強をしてほしいからです。 とはいっても、コツコ…

#567 戦略的指導法2章23「先生ペンを子供に貸そう 」

黒板に字を書くこともそうですか、子供たちがワクワクするようなアイテムというのは、指し棒、マグネットなど数多くあります。その中の1つが先生ペンです。 (ポスカの金のペンも効果的です。何か特別な時に○をするという使い方です。子供たちはとても喜び…

#566 戦略的指導法2章22「つなぎ言葉を黒板に貼ろう」

生駒さん「たとえば、3だったら〜」 先生「たとえばと言い、具体例を出せたことがとてもステキです。みんなも生駒さんのように「たとえば」を使って見てください。」 考えを共有しているとき、グループで話し合っているとき、 「たとえば、もし、だから〜」…

#565 戦略的指導法2章21「子供が参加する板書にしよう」

生田さん「先生、黒板に絵を描いてもいい。」 と休み時間に聞いてくる生田さんのような子が学級にいませんか。みなさん、自分が子供の頃に、黒板に文字をかいたり、絵をかいたりすることにワクワクしませんでしたか。 学級のルールで黒板に描くことは禁止に…

#564 戦略的指導法2章19「「、」や「。」などを意識して、相手に伝わりやすい説明に②」

(昨日の続きです) 松村さんの話をしっかり聞く代わりに、教師がしないといけないことは、 どの子も松村さんの話がわかるようにサポートしていくことです。例えば、 「もったいないなぁー。松村さんの考えは本当にステキなんだけど、話が長すぎて、50%く…

#563 戦略的指導法2章19「「、」や「。」などを意識して、相手に伝わりやすい説明に①」

松村くん「4分の1でぬれる面積は5分の2÷3をした15分の2になって、だから1 dLでぬれるのは4分の1×4になればいいのだから、さっきの15分の2に× 4になればいいから、答えは15分の8になるの。」 みなさんは松村さんの考えがわかりましたか。 …

#562 戦略的指導法2章18「意図的に、「ズレ」を作ろう」

「87+□+92 □にどんな数を入れたら計算しやすいですか。」(考える時間をとり) 先生「じゃあ、□に当てはまる数を言います。いっせーのーで!」 星野さん「0」 松村さん「13」 白石さん「8」 みんな「え!」 戦略26でも登場した「ズレ」。考え方…

#561 戦略的指導法2章17「予想は間違えてもいい!?」

6年「場合の数」で、次のような問題を行いました。 全306試合を放映するリーグがあります。総当たり戦で行うとき、このリーグは何チームあるでしょうか。 さて、みなさん何チームあると思いますか。 予想してみてください。 もし可能なら予想できたら、…

#560 戦略的指導法2章16「とぼけたり、あおったりして問い返そう」

4年「複合図形の面積の求め方」の学習をしているとき、 西野さん「ここを横に切って、長方形2つに分けたら、面積を求めることができます。」 先生「え。どういうこと。」 先生「え!。本当!。」 先生「先生、よくわかんなーい。(ぶりっ子風に)」 先生「…

#559 戦略的指導法2章15「考えを引き出すためにわざと間違え・失敗をしよう②」

(昨日の続きです) また発表をさせたときに、答えや考え方を間違えていってしまった白石さんがいたとします。そんなときは、「先生も同じ答えだ」と言ってみましょう。 間違えた答えに寄り添うのです。 答えを間違えてしまったとき、最初は子供たちの視線は…

#558 戦略的指導法2章14「考えを引き出すためにわざと間違え・失敗をしよう①」

子供たちは、先生の間違えや失敗が大好物です。みなさんも自分が子供のとき、担任の先生の間違えや失敗を笑ったことはありませんか。間違えや失敗に対しては、思わずツッコミをしたくもなります。そこで わざと間違えること・失敗することで、 「子供たちか…

#557 戦略的指導法2章13「考えるためのアイテムを机に貼ろう」

考えるためのアイテムを机に貼ることで、一人で考えるときにわからない問題に出会ったときに、 立ち向かうことができるという戦略です。 一人で考えるとき何も書き出せない子、テストのときに白紙の子がいます。そういった子に「なんでもいいから書き出して…

#556 戦略的指導法2章12「付箋を机に貼ろう」

高学年の子たちがなかなか手が上がらない。そんな悩みを解決してくれるのが、 「付箋を机に貼ろう」という戦略です。 もちろん机に貼っただけではダメです。 手を挙げた回数を正の字で付箋にメモさせていきます。 そして、一ヶ月に何回手をあげられるのかを…

#555 【知・覚・考・動】

つい最近まで、 GACKTの勝ち方 作者: GACKT 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版 発売日: 2019/08/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る この本を読んでいました。 この本の中に 大半の人は 【知・覚・考・動】 そうではなく、 …