樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#750 教えることをやめた授業④-やめた理由-

 算数以外の授業は、この本にも書いているように

「子どもの問いからはじまる」に変えました。

子どもの問いからはじまる授業!

子どもの問いからはじまる授業!

 

 すると、

「どうして算数でも他の教科のようにしないの?」

と数人の子から言われたのです。

別に、算数で「問い」を大切にしていなかったわけではありません。

むしろ1番大切にしてきました。

ズレを生じさせることで問いを生み出す

ということを大切に教材を作成してきました。

 

例えば、

85+□+93という式があります。

□に計算しやすい数を入れよう

という問題があったとき、

□には15 もしくは 7を入れる方が多いことでしょう。

ここでズレが起こるのです。そこで、

なぜ、それらの数値を入れたということを話し合っていきます

 

でも、こういったズレを生じさせるのは、

教師からが提示する問題があっての話になります。

ズレを生じさせるために教材作りをします。

それが、子ども達に抵抗があったということなのでしょう。

もちろん教師からが提示する問題、教材作りは大切なことです。

でもね・・・

ここがここ1年間、自分自身が迷っていたことになります