#250 数学的な見方・考え方をより働かせるために①
1. これまで以上に意識したいこと
授業を変えるというより、これまで以上に意識していきたいことがある。それは
- 数学的な見方・考え方を働かせたときにそれを価値づけていきたい
ということである。数学的な見方・考え方を働かせるのは誰か。もちろん子供達である。
数学的な見方・考え方を働かせたとき、数、式、言葉をはじめ、未完成な表や図など、そして表情、動き、仕草といったように必ず子供達は何かの表現をする。そういった数学的な見方・考え方を働かせたときに現れる表現を価値づけていきたいものである。では、価値づけていくのは誰か。価値づけるのは教師でもあり、子供達同士でもある。子供の一言は教師の一言よりも価値づくときもある。
価値づけることでより子供たちは数学的な見方・考え方をより働かせようと促すことができるだろう。しかしその一方で、子供達が数学的な見方・考え方を働かせることを教師が鈍らせてしまっている場合があるのではないかということも考えておかないといけない。