樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#440 支援がいる子への対応で大事にしている3つのこと⑤(リライト)

(続きです)

Dくんを担任しているときに、子どもへの対応をたくさん失敗しました。
Dくんをはじめ、子どもたちに本当に申し訳なかったです。

Dくんは勉強がよくでき、何事にも積極的な子でした。
算数がとても得意で、自信を持っていました。
ただ、イレギュラーなことや些細なことで「カッ!」となってしまい、

すぐに手がでてしまうという子でした。
この子が「カッ!」となったときは、子どもでは止めることができませんでした。

1学期は「カッ!」となることがとても多かったです。
エネルギーを発散させれば、

スッーといつもどおりに戻るため、

私は教室の後ろにクッションを置いておき、
「カッ!」となったときはそれを叩くようにDくんに提案をしました。

また、エスケープルームとして、

教室の後ろにマットを引いておき、

カッ!とした時はそこに行ってもいいようにしました。

(他の子も上のことをしてもいいというように伝えていました。

休み時間にそのマットの上で本を読んでいる子もいました。)

ストレス発散法です。
このことにより友達に手をだすということはへっていったが、

最善策ではないように思えました。

私の中で、この対応に手応えがなかったのです。

 そんなある日、私はDくんへの対応の仕方を間違えました。

(続く)