樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#485 戦略的指導法2章④「席の配置を話し合わせる②」

樋口学級では、次のような進め方で話し合いを行なっています。

3人組の机の配置にしておき、事前に3人組にする目的などを話しておき、次のような流れで行います

①「3人班を次の席替えでどうするのか」という議題を先生の方から提出

②班ごとにふりかえり

③班ごとのふりかえりをホワイトボードに書き、黒板に貼る

④全体で共有

⑤次回の方針を決定

⑥席替えをする

司会は子どもにさせます。子どもたちの意見を聞いていると、思わず口を挟みたくなることもあるでしょう。

そこはグッと我慢して、意見を挟まないようにしましょう。そして、子どもたちが決定したことは、

必ず実行しましょう。

ここで、「そうは決まったけど、やっぱり3人組でしましょう」と意見を覆すのは、アウトです。

そこで一気に子どもとの信頼関係は崩れます。

自分で信頼関係を崩すのはやめましょう。

ある学年でこれらを話し合ったとき、

私は3人組で次もいきたいと考えていましたが、

「4人班の方がもっと話し合うことができそう」

「ペアでの活動もすぐにできる」

などの理由から4人組の机配置が良いという結論に至ったのです。

でも、私は4人組にする不安がありました。

それを正直に、子どもたちに伝えました。

すると、子どもたちにも「おしゃべりをしたらどうしよう」など子どもたちの中に4人組にする不安?もあったようです。

その不安を解消するために「班リーダー」を設けようという提案もありました。

きっとうまくいかないこともあるでしょう。でも、それらは次の席替えのときに活きてくることでしょう。