樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#519 どの子も手を挙げることができるようになるワザ!③〜8つの手立て〜

前回の続きです

 

boseteacher.hatenablog.com

 

 

 

7月上旬に行われた参観授業では、常に「手が挙がっている」状態でした。

4月に行われた参観授業との変化にお家の方も驚かれたのではないでしょうか。

というのも、4月の参観授業では手を挙げる子が限られており、手を挙げる回数もとても少なかったのです。

様々な事情がそれぞれの子達にあったのです。

「1学期を振り返って」というテーマで振り返りを書かせたとき、

「挙手」について書いている子が多くいました。

 

・1日88回も挙手することができた喜び

・挙手することでどの学習にも進んで取り組めるようになったこと

・以前は「挙手」することが重要だと思っていなかった

・挙手によって、周りの人がどのような立場になっているかがわかること

 

などが書かれていました。

4月当初の子供達の様子をみていると、

このような姿になるとは思っておらず、子供達が本当に頑張ったのだと感動しています。

ある子が、「先生のおかげで~」と書いている子がいました。

しかし、私は頑張った子供達が素晴らしいと思っています。

「環境」は整えたかもしれませんが、その中で頑張ったのは子供達ですから。

 

では、どうしてここまで変わったのでしょうか。

子供達の様子を振り返ってみると、

 

①「自信度挙手」

② 「挙手を付箋により可視化」

③「相互指名を多く取り入れる」

④「発表しよう ではなく お話しよう と言う」

⑤「子供の考えを否定しない」

⑥「答えあわせをする時に、基本的にはいいです・違いますをやめた」

⑦「ペア活動の取り入れ方」

⑧「座席配置」

 

などが挙げられるでしょうか。

 

 

(明日へ続く)