樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#151  2年「かけ算(3)」の模擬授業

 

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土曜日に上の会で、2年「かけ算(3)」の模擬授業をしました。

次のように授業を行いました。

 

1.かけ算の九九の表(教科書)を完成する。

  • 九九表に出てくる「4」は「1×4」「4×1」の式になると惚けることで,3以降の活動の伏線をはる。
  • 九九表に出てくる「30」は「5×6」「6×5」のどちらかなのかを考える。教師からの説明を聞くことで被乗数と乗数について確認する。
  • かけ算の九九表の一つの段は教師と共に埋める。
  • 九九表を早く埋めることができた子はまだ埋めることができていない子のサポートをさせるようにする。

2.九九の表をみて発見したことをノートに書く。

  • 発見することができない子には教科書やこれまでの学習をもとに考えさせるようにする。

3.グループに分かれて発見したことを仲間分けし,ネーミングをつける

  • 2で発見したことを付箋に書かせ,画用紙に全ての付箋を貼りながら,分類・整理をさせる。分類が終わった後にはそのグループに名前をつけさせることで,次時以降の学習に繋げる。
  • 仲間分けに困っているグループがあれば,教科書をヒントに分類させる。

4.全体でネーミングを交流する。

  • 発表しているネーミングを聞き,自分のグループで似ているネーミングがあれば挙手をし,関連づける。

 •「前に学習したよ」「○○に似ている」などといったことが児童から出てきた場合

  には、教科書でその学習について確認をする。

 

5.次時の予告をする。

・教科書の問題と自分たちで考えたネーミングと同じ問題があるのかを考えていくこ 

 とを伝える。

 

 

模擬授業では1時間扱いにしたが,実際の2年生児童相手では1.5〜2時間扱いだと想定する。