樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#459 授業改善〜4Dを目指せ②〜

前回の続きです。

 

Dとは自分の席に座っているということです。

D授業では、考えや答えを立って言う以外の45分間の大部分は自分の席に座っているということになります。

 

この状態が支援のいる子たちにとってはしんどいのです。45分間座っておくことが難しいため、動いてしまうのです。

その結果。このことに悩んでいる先生が多い。

しかし、ここで考えてほしい。

 

そもそも45分間近くずっと座っておくことは、大人でもしんどいことではないでしょうか。

 

特に1年生の子達にとっては、これまでの幼稚園や保育所と大きく違い、とてもハードルが高いのではないでしょうか。

だから、ある意味動いてしまうのは仕方のないことではないでしょうか。

さらに

足はぺったん、背筋はピシッ、机とお腹の間は握りこぶし一個分

といった指導が1年生ではよく行われます。

この状態で45分・・・。

私は無理です笑できる自信がありません笑

さらに言うと話を聴くときは

手は膝の上という指導もよく行われる。

これも45分間続けるということはしんどくないでしょうか。

みなさんはできますか?

職員会議とかでみなさんはこのような状態なのでしょうか。

支援のいる、いらない子に限らず、この状態を求めるから、歩き回ったり、動いてしまう子がいるのではないでしょうか。その結果、歩い回ったり、動いてしまう子が目立ってしまうのです。

そもそも何のために、

・手は膝の上

・足はぺったん、背筋はピシッ、机とお腹の間は握りこぶし一個分

ということをしないといけないのでしょうか。

 

ただすべてを否定しているわけではありません。

例えば、しっかり話を聞かせたいときには有効だろうし、話を聞くという姿勢といったマナー面もある。さらに学習に臨む姿勢としては必要であるだろう。

靴を踏みながら、足が机からでている、椅子のように正座をしているというような状態では、やはり学習に臨む姿勢としては・・・。

 

話を戻そう、4D授業で大切なことは逆の発想です。

歩いたり、動いたりするという状況を作れば、歩き回る子や動き回る子が目立たなくなります。

という発想が2D,3D,4Dにつながってきます。

 

またアクティブ・ラーニングというキーワードが出てきて以来、一斉授業が悪のように扱われるが、私はそうは思ってはいません。

1Dについてはまだまだ述べたいことがあるので、次回に書きたいと思います。