樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#465 授業改善〜4Dを目指せ⑦〜

前々回の記事で、

「この春、新しく先生になられた方でも、ある程度の授業観というものを持っています。」

ということを書きました。

 

「私の授業観は毎年アップデートされています。だから、過去と同じようにはできないかもしれない。日々、授業がうまくいくか悩んでいます。」

と言ったときに若い人に驚かれたことがあります。

同じ学年を何回か持つと、

授業5分前に教科書を開いても

それなりの授業ができるようになります。

貯金のように授業観が自分の中に溜まっていくのでしょう。

そういった貯金はもちろん大切なことですが、その貯金を使いながらする恐さも感じます。貯金を使い切ったとき、貯金額を超えるようなことがあったときにどうするのかということです。

10年前の子どもと現在の子どもの状況は異なります。

2年連続で同じ学年だったとしても、去年と今年の子では状況が違います。

もしこれまでに経験してきたこと以上のことが起こったらどうするのかということです。

また10年前より現在の方がICTを使った授業が増えてきました。

ICTが使えないから、そういった授業をしませんでは、目の前の子たちが不幸です。

だから、私は貯金も大事にしつつ、アップデートをするように心がけています。