樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#475 手を挙げるということ

今年度の学級通信で書いたことです。

 

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手を挙げること

 今週は、「手を挙げること」強化週間です。個人懇談で、「授業中の挙手」がよく話題になりました。4月、子供たちと出会ったとき、挙手をして、自分の考えを発表することに対して、抵抗がある子が多いように思いました。自分の考えを持てているのに、4人ぐらいのグループでは活発に話し合いができるのに、なぜ手を挙げることができないのかということを考えてきました。

・間違えたらどうしよう

・何か言われたらどうしよう

・みんなの視線が集まるから恥ずかしい

そんな思いがあるのかなと思っていました。そのように思っていながらも、手を挙げて発表することだけが、「自分の考えを表現する」場だけではないという思いもあります。4人ぐらいのグループでしっかり話し合いができていれば、ノートやロイロノートのカードにしっかり表現することができれば良いとも思っています。そういった表現の仕方については、子供たちは頑張っています。また、私が提案した「キャッチボール型発表」もよく頑張っています。頑張っているため、「手を挙げなくても良いかな」と思った時期もありましたが、子供たちのよりよい成長を考えたときに、子供たちと「手を挙げること」にチャレンジしようと考えました。

「手を挙げなさい!」と私が厳しく言っても意味がありません。私にやらされているだけです。

少しでも楽しみながら、自分の意思で手を挙げるという体験を積んでいくことが大切です。ということで、マンタくんカードという楽しみながら取り組むことにしました。取り組み初日で50回以上、手を挙げている子もいました。手を挙げることって、そんなにハードルが高いものではないと思いませんでしたか?