#515 「テストは何のためにあるのか」
「別に全員が100点でもいいじゃん。それの何が悪いのか」
と先輩に言われたことがあります。
その言われた当時、私は子どもたちがなかなか正答することができない問題を出題しないといけないという考えがありました。そうしないと成績で差をつけれなかったからです。
そして、実際に問題がでなかったら、こっちのねらい通り!と思っていました。
でも、今思えばおかしいことがはっきりわかります。
テストは、その子の到達度をみるためであったりするのに、成績をつけるためという目的でした。
子どもを無視しているようです。
テストが子どもたちのためになっていなかったのです。さらにおかしな話でしたが、テストができていなかったら、努力不足などと子どもたちのせいにしていたのです。
しかし、上のように思うようになってからは、
テストができないのは、教師の指導力不足も原因の一つだと思うようになりました。
だからいつも採点をするのが恐いです。テスト後は、いつも反省するようになりました。
そこで、年度末、余裕を持ってテストを行えるようにしっかりスケジュールをたてるようになりました。
もう今週は樋口学級では、テストは基本的にはありません。
今日、5人休んでいましたが、もう成績をつけるのも大丈夫なのです。