樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#880 4月の授業と3月の授業は違う

4月の授業と3月の授業は違う様子になっているはずです。

1年間、共に授業をしてきた仲です。

誰がこういうところでつまずきそうなのか、どのように授業を進めていったらいいのといったことを教師だけでなく、子ども達自身もわかっているはずです。

 だから問題に困っている子がいたときには子ども達同士で助けあったり、共に難しい問題を解きあったりと、授業で教師が登場する場面が減るはずです。

 子ども達自身で統合・発展させていくことは難しいことです。しかし、約1年教師が指導していると、年度の最後の授業では、問題を投げかけた時、子ども達だけで動き、自分たちで助け合い・統合、発展させていたりする学びの姿がみられないといけないと考えています。

「考えさせる」ということを意図的に教師が毎時間のように仕組んでいると、「考える」子になっているでしょうか。1年生からそのような授業をしていたとき、高学年になったとき意図的に「考えさせる」ことをしなくても、子どもが自ら「考える」はずです。しかし、実際にはそうはなっていないことが圧倒的に多いです。学びのコントロールを教師が持ちすぎています。

 上記のような子どもの学ぶ姿を実現するためには、子どもが「自立」することは不可欠です。