#369 戦略的指導法12「トラブルなんてあたりまえ・上手くいかないことなんてあたりまえ②」
(昨日の続き)
失敗してはいけないこともあります。
それは例えばいじめなどの案件です。
でも、そういった案件は難しい案件です。
難しい案件のときには、一人で全てを解決しようとせずに、すぐに管理職、学年主任、隣の先生に相談をしましょう。
SNSに「質問箱」というアプリがあります。
これは匿名で悩みを投稿することができ、
その回答を私が答え、SNSにアップするというアプリがあります。
毎日、5件くらいきますが、
その多くが私に相談するのではなく、
すぐに管理職、学年主任、隣の先生に相談すればいいのにと思う質問です。
このアプリを通して、若い先生方は、いかに相談しづらいのかということが改めてわかりました。
「なんでも質問してもいいよ」と言われても、
「何を質問したらいいのか」「何がわからないかがわからない」といった状態なのでしょう。
だから、経験年数がある人たちは、「質問がないから大丈夫」ではなく、こちらから声をかけたり、一緒に何かをしたりするといったことをしないといけません。
きっとその積み重ねで若い先生方も質問しやすくなるのでしょう。
冒頭に有名な実践家の学級でもトラブルやうまくいかないことはあると書きました。それでも、
そういった学級が学級崩壊にならないのは、
それを乗り越える技術や戦略、
それを未然に防ぐ技術やトラブルを活用するといった戦略を持っているからです。
だからこそ技術や戦略を身につけておかないといけません。
ちなみに私の経験則ですが、
どの学級にもしんどい時期は1年間で2回あるように思います。
ただ、その時期はいつなのかは、誰も全く予想できません。