樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#453 戦略的指導法2章②「とぼけたり、あおったりして問い返そう」

4年「複合図形の面積の求め方」の学習をしているとき、

西野さん「ここを横に切って、長方形2つに分けたら、面積を求

     めることができます。」

 

先生「え。どういうこと。」

先生「え!。本当!。」

先生「先生、よくわかんなーい。(ぶりっ子風に)」

先生「え。みんなわかるの。すごいね!」

先生「ファイナルアンサー!。(みのもんた風に)」

などと子供にとぼけて問い返します。とぼけることで、

「子供たちをよりアクティブに思考させ、表現させる」という戦略です。

 ただとぼけ過ぎると、子供たちに不信感がつもります。だから、

 大切な考え方や絶対に分からせたいこと

のときに使いましょう。

また、

「先生なら○秒でできるよ!」

「先生なら○個かけるかな。」

と子供たちをあおることも有効です。あおったときには、実際にその姿を見せつけます。  

 その姿に尊敬をする子もいれば、負けじとライバル心を燃やす子もいることでしょう。ただ、いつもあおるのは逆効果です。

 また先生自身のキャラも考えてみてください。自分のキャラはこの戦略にあっていますか。普段から冗談を言ったり、元気な先生にはあっている戦略です。あっていないときはするのはやめることも戦略です。