樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#501 ○○ってないといけないの?①〜係活動〜

 ○○ってないといけないシリーズ第1回目は「係活動」についてである。

学期ごとに係活動を決める学級が多いと思う。

しかし、月日がたつにつれていつの間にか係活動をしている子が限られてきたり、

活動すらしていないといった経験はみなさんないだろうか。(私だけだろうか・・・。)

その度、「係活動っているのかなぁ。

なくてもクラスとして機能しているからいらないんじゃないのかな。」と思うのだが、新しい学期になると惰性で係活動を決めてしまっていた。そこで私は以下のような方法をとっている。

  • 係活動が本当にいるのか、いらないのか話し合う。
  • いるのであれば、どんな係が必要なのか計画する。
  • 係は登録制にする。(全員が登録する必要はないと子供達に伝える。しかし日本人の悲しい性なのか、多くの子が登録するとそれにつられて登録をする。)
  • 係を実行する。

(係を途中で変わっても良い。)

という流れで、新しい学期がくればまた①から考え、それを繰り返している。

また係で頑張っていた子がいれば、みんなの前でほめたり、学級通信で様子を紹介したりするようにしている。子供達はほめられることが好きなので、自分も頑張ろうとする。そんな様子をみて、登録してなかった子達も途中登録をはじめる。それでも、全員が係活動をしなくなったという時期があれば、全員登録解除させ、係活動をストップさせる。

ストップさせると、例えば専科の準備連絡など困ることがでてくる。そういった困るという経験をさせ、子供達から「係活動を再開したい」という声が1人でもあれば、

また活動させる。

 このような手だてのもと、自主的にそしてクラスの為に動けるように育てている。何も手だてがない。子供たちに任せきりの係活動は私は必要ないと思う。