#538 「教師」と「子供」が主語になる授業へ③
子供が間違えた考え方や答えを発表したときには、
以下のような見方を通して、間違えを分析をする必要があると考える。
「正しい考え方になるには、何が足りないのか」 「どこで間違えたのか」 「いつからつまずいていたのか」 「何がわからないのか」 「どうしてこの子は間違えてしまったのか」 「どのようにすれば正しく考えられるのか」 |
上記の問題だと、「十進位取り記数法」がわかっていない、つまずいているということがわかる。分析したことでわかることは、この時間に子供に働かせたい教科としての見方・考え方になる。
だから、本文冒頭に述べたように、「教材研究」が必要になってくる。教師がこの時間にどのような見方に着目させ、どのように考えていくのかということを理解していないと、子供の間違えに対して、上記のような見方をして分析をすることが難しいのである。