樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#604 樋口夫妻の書籍&エピソード1「音読って大切かな①」

樋口夫妻の書籍が販売決定しました。

まだいつ発売かは未定です。

1ページも書いていませんが・・・。

樋口夫妻でこれまで教育技術で連載をもっていたりしました。

これまでの原稿を少しリメイクして、少しの間載せていきます。

 

エピソード1「音読って大切かな①」

ma音読をするのって、大切?あんまり必要性を感じなくて・・・

 

aya必ず授業に入れないといけないと言う人もいますが、私はそうは思っていません。でも、物語や説明文の内容をきちんと理解したり、お話の面白さや書き手の工夫に気づくには音読が1番だと思います。

 

maじゃあ、音読の宿題っていらない?

あたりまえのように毎日の宿題で音読を出している先生って、多いと思う。お家の人に聞いてもらうという音読。昔保護者に夜の仕事で音読もきく時間がないといわれたことあるけど。

 

aya次学習するところの予習のために読ませたり、音読発表会の練習のために宿題を出しています。音読の宿題は、当たり前ではなくて、何をさせたいか次の授業を見通して必要か考えてだすほうがいいと思います。ただし、1年生は言葉の発音をきちんと覚えるの大切な時期だから、音読はとても有効だと思います。

 

ma音読を朗読と混ぜて考えている人が多いなぁと。

指導要領では低学年における音読は、簡単にいえば正確に読むこと。

でも気持ちをこめて音読練習をさせる人が多いと思う。自分がそうだったんだけど。これについては、どう思う?

 

aya気持ちを込める=抑揚をつける、間を取る、などの技をすぐに意識してしまうけど、そうするには場面の様子や情景、人物の変容を考えて読むことが不可欠だから、気持ちを込めてっていう一言で大事な要素いっぱい詰まってる。別に音読と朗読をそこまで区別しなくてもいいのでは。

 

ma「気持ちをこめて読みなさい」

って、若い頃はよく音読指導してしまってたなぁー。

 

ma音読指導は説明文の方がしやすいな。

句読点に気をつけながら、正確に読むという指導は子どもたちにとってもわかりやすいし。

 

(あしたへ続く)