樋口万太郎

樋口万太郎です。教育について自分が思っていることを語っていきます。

#253 数学的な見方・考え方をより働かせるために④

③ 単元終盤の授業場面

「きまりを見つけた!」という子供の声がなかったとしても、きまりを用いて考えていたとする。その場合には、「みんな、きまりを見つけようと考えることができているね」と価値づけることができる。

④ 予想・想定していなかった場面では

 事前に授業を考えているときに、子供達の実態からここまで数学的な見方・考え方を働かせることは難しいのではと思っていたことが、実際の授業では子供たちは充分に働かせていた。教師の予想を超えた瞬間である。また教師が想定していた視点以外から考えていったとする。「うわぁ、この子たちすごいな」と教師が思う場面がある。そんな時はそのままの教師の気持ちを伝え、価値づけたらいい。うわべだけの気持ちよりも教師の本心の方がより勝ちづくことは明白である。