#860 ICTを活用する段階
私が授業でICTを活用し始めたのは、今から16年前です。教職1年目のときに、NHKの授業動画をみながら、授業を進めていました。
と書くと、「16年も前から!?」「NHKの授業動画を見ることが活用なの!?」と思われたことでしょう。
ICTを活用した授業はここ最近だけの話ではなく、10年以上の前から行われていることです。そして、「NHKの授業動画を使うことを活用というのなら私もしているよ」と思われたことでしょう。今、日本全国で毎時間ではなかったとしても、授業動画などを全く使用しない教室などほぼないことでしょう。もうすでに私たちは、ICTを活用して授業をし始めているのだと思ってください。
このように書くと、みなさんが思われていたICTを活用した授業とのイメージにギャップが生まれることでしょう。ICTを活用した授業には、以下のようなステップがあります。
①教師が教具として活用している段階
授業動画を見せたり、問題を提示したり、デジタル教科書をしようしたりしている
②子ども達が文房具として活用している段階
ノートのように、1人で自分の思考を可視化していたりしている
③子ども達が学びを個別化・協働化していく段階
クラウドを活用し、複数で協働して課題