#395 算数授業開きで使える「算数アクティビティ」
この春、フォーラムAさんから
「算数アクティビティ200」という本を出版しました。
「あそび+学び」で、楽しく深く学べる 算数アクティビティ 200
- 作者: 樋口万太郎
- 出版社/メーカー: フォーラムA企画
- 発売日: 2019/03/23
- メディア: 単行本
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その本には、授業冒頭や隙間時間など、5~10分で取り組めるアクティビティを紹介しているのですが、
今回は、その本で紹介していない201個目のアクティビティを紹介したいと思います。
今回紹介するアクティビティは、
「たし算じゃんけん~0から10コンプリートバージョン~」
です。
2年生から6年生までどの学年で取り組んでも盛り上がります。
ルールです。
①紙やノートなどに0~10を書きます。
②2人1組になります。
③掛け声「じゃんけん、ほい」と言い合います。
(掛け声はなんでも構いません)
④掛け声の後、「1~5」の好きな数を指で(片手)出し合います。
(指が1本なら1、チョキは2、指が3本なら3、指が4本なら4、 パーは5を表しています)
⑤お互いの指の本数を数えます
⑥①で書いた0~10の数の横に相手の名前を書きます。
①~⑥を制限時間内繰り返します。
以前に出てきた指の本数の場合は、⑥のときにその数の横に名前を書くことができません。
対戦相手をどんどん変えていきます。
10までたまった人は、自分の席に座ります。
そして、制限時間内に座れた人はみんなで拍手をします。
#394 樋口学級の道徳のフレーム
今年度、次のようなフレームで道徳を行なっていこうと思っています。
そうです。
道徳読みを活用しようと考えています。
詳しくはこの2冊をお読みください
オリジナルをアレンジしているところは、
4の道徳ノートをするところです。
教科書についている道徳ノートにも取り組む時間を設定しました。
さぁ、どうなるのか
また後日、実際の授業と共に紹介します
#393 戦略的指導法1章「教師の意識を改革する戦略」まとめ
本として書いているとき、ここまでを1章としていました。
章のタイトルは「教師の意識を改革する戦略」です。
#392 新年度のスタートだから心がけること
さぁ、新年度のスタートです。
昨年度は教職大学院に行っていましたが、
今年度は現場に復帰です。
やる気満々です。
楽しみです!
どんな出会いがあるのか、
どんな授業を考えようか
とにかく楽しみです
だからこそ、心がけたいのは
ぼちぼちいこか
です。
この絵本のタイトルです。
ぼちぼちいきましょ!
継続が大事!
#391 戦略的指導法0章4「そもそも戦略って、なに?④」
(昨日の続き)
多くの戦略を紹介しています。
紹介しきれていない、みなさんオリジナルの戦略もきっとあることでしょう。
そういった戦略ともどんどん組み合わせてください。
また、
1つの授業に、1つの戦略というわけではありません
全ての戦略を1時間の授業の中で全てを取り込むというものでもありません
目の前の子たちの実態や学習内容に応じて、複数の戦略を選択してください
どの戦略を選ぶかは、自分次第です。なぜなら、目の前の子供たちのことを1番よくしているのは、担任の先生なのですから。
ここまで読まれて、
「目標や目的を達成するために、「戦略」を使って、指導をする」という大切さは理解していただけたと思います。
では、1で書いた「信頼」とどうつながるの?と思われた方もいるかもしれませんが、私は次のように考えています。
目標や目的を達成しようとしている=信頼関係を築こうとしている
そのため、目標や目的を達成するために使用している「戦略」が実は、
信頼関係を築くことにつながっているのです。
信頼関係を築いてから、目指している学級像や授業像を目指すのではありません
基礎・基本の力と思考力。
表現力、判断力は両輪で育てていく力だといわれますが、それと同じです。
同時にお互いに影響を与えながら成長させていくものです。
そして、
信頼関係は長期的に築かれていくものです。
1日で築き上げれることができるものではありません。
#390 戦略的指導法0章4「そもそも戦略って、なに?③」
(昨日の続き)
そして、「力や資源」についてです。
「力や資源」とは、子供たちがこれまでに学んできた知識や技能、思考力や判断力や表現力などです。人間関係も含まれることでしょう。
これらは子供の力や資源ですが、教師の「力や資源」もあります。それは、
教師の指導言、教材づくり、褒め方や叱り方、指導の仕方、仕事術など
といったこれまでの教職年数で培ってきた教師としてのスキルも「力や資源」といえます。
ここで確認しておきます。
この「戦略的指導法」のねらいは、
現在、おこなっている授業や学級経営の方法を全て変えてくださいというものではありません。
新たな戦略として加えたり、今ある戦略をアップグレードしたりして欲しいのです。
今どきの子供たちは多様です。
だから、この子には通用するけど、この子には通用しない戦略もあります。
時間によって、はたまた場所によっては通用する場合、通用しない場合もあります。
だから、子供の実態、状況によって戦略を選択してほしいのです。
そのためのアップデートです。
私の大好きな平成仮面ライダーシリーズは、相手に勝つために、相性を考えたりして、フォームをチェンジしたりします。子供が大好きなポケモンもそうです。
それらと同じです。
また、みなさんの中にある「あたりまえ」を再考してください。
自分の中であたりまえに縛られてしまうと、
自分自身の教育感や視野が狭くなり、
教育技術も偏ってしまいます。
その「あたりまえ」が実はあたりまえでなかったという場合もあります。
教師の思い込みが、子供の思いを見えなくさせてしまっている場合もあります。
今、日本各地で、○○スタンダードやマニュアルというのが、出来始めています。
ただ、この○○スタンダードだけで進めることに、
物足りなさや息苦しさを感じている人もいるということも最近よく聞きます。
この○○スタンダードやマニュアルも戦略の一つのはずです。
絶対にこれをしないといけない、これでないといけないというものではないはずです。しかし、ある場所によっては…。
(○○スタンダードを否定しているわけではありません。戦略不足である先生はスタンダード通りに行うのも手です。)
○○スタンダードに物足りなさや何か思うところがあるのであれば、
○○スタンダードという戦略と違う戦略を組み合わせて、アレンジをしてみましょう。そうすることで、アレンジの仕方は無限大であるため
、目の前の子の実態に応じた指導を行うことができます。
(続く)
#389 戦略的指導法0章4「そもそも戦略って、なに?②」
(昨日の続き)
1年後の具体的な子供の姿が決定したなら、
いよいよその目標を達成するためにどのようなことを行なっていくかです。そのために「長期的視野」です。
「長期的視野」とは出来事や学習内容によっては、
1年間という視野、学期ごとの視野、1ヶ月間という視野、1週間という視野
などといった期間で計画的に考えていきましょう。つまり、
出来事や学習内容によって、「長期的」という解釈を変えることが大切です
目指している学級像や授業像を達成できない2つ目の理由が、
どうしても我々教師は、
短い期間で目標を達成しようとしてしまいがち、結果を求めてしまいがち
という理由です。
もちろんいじめなどの案件は短い期間で行かないといけません。
短い期間で達成しようとするあまり、
教師と子供の思いがズレてしまい、信頼関係が築けなく、
授業や学級経営がうまくいかないというケースがあります。
日々忙しいです。
様々なことが自転車操業になってしまいがちです。が、見通しもなく
取り組んでいては、行きあったりばったりになってしまい、ダメです。
行き当たりばったりでは絶対うまくはいきません。
子供との関係も自転車操業になってしまいます。
だから、4月には、1年間の授業計画や行事計画を見て、この時期にはこんな学習や行事をするんだという、1年間の見通しを持つことが大切です。
そのためには、、全体を見ながら設計していくということが必要となってきます。